羽生の杜 俳句・連句講座

2025/05/10

10日は羽生の宿(羽生の杜開催)の俳句講座の句会でした。
2カ月ぶりの羽生の杜での開催でしたが今回も都内へ出かける日と重なり、みなさんとお目にかかることが出来ませんでした。
森(庭)はあまり手入れできていなくてお恥ずかしい状態でしたが、ここで開催の時は最初の30分は森の中(?)を吟行して詠みます。羽生の杜の荒れた森や庭でも詠む題材には事欠かない広さだけが取り柄でしょうか。
いつものように参加者全員の代表句各2句を掲載しました。
是非じっくりとご鑑賞ください。
ささやきをざわめきにかへ青葉風    田中秀夫
夏帽の夏の匂の影法師            同
雨一夜(ひとよ)わけても今朝の新樹光  加藤陽子
籠を編む一人の世界窓若葉          同
清水汲む透きとほりゆく掌(たなごころ) 藤 千波
滝壺に青い乱舞の一葉あり          同
筍の便り届いて長電話         佐藤徹心
足るを知りてにせあかしあの花消えぬ     同
ベランダや怠惰を友にジンライム    宇田川肇
いさぎよく散らぬも意気地夏桜        同
裏道をマーガレットと曲がりゆく    小林 翠
尾を揺らすだけなり今日の鯉幟        同
木斛(もっこく)の花のトンネル姫気分  萩原澄江
近寄るな青き麦の穂頬を刺す         同
菖蒲湯の父はごきげん浪花節      箭内敏枝
下闇の朽ちた大樹に用途あり         同
泡立ちのやうに若葉の樹冠かな     鈴木了斎
若楓千歳(ちとせ)の風の渡りけり       同
昼食は箭内さんが準備してくださいました。
午後は連句講座に入りますが多分予定の3時を大幅に回って終えられたのではないかと想像します。
参加者は地元のお一人を除いて講師の鈴木先生は横浜から、他の方々は都内や館林や宇都宮から出掛けて来るのでほぼ一日フルに羽生の杜で過ごすことになります。

回の68日(日)は羽生の宿(今井さん宅)での開催になります。

 
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