マンスール君のこと・・・
2025/06/24
2023年6月末に羽生の杜を訪ねてきたマンスール君はそれからしばらくしてここ羽生の森教会の2階の一室に住むことになります。
正確を期すために敢えて「森」と「杜」を使い分けて書いてますが、その説明は省きます。ここはマンちゃんとの出会いが中心の話題になりますので。
彼は関西在住の方と結婚することになり今夜大阪に向かってます。明日からは大阪での新婚生活に入るということになります。
彼は2年前に羽生の杜活動のフェースブックを見て「手伝いたい」と連絡して来ました。では一度お会いしましょうということになり羽生の杜で初対面したのです。
流暢に日本語を話すことに驚きました。そして難民として仮放免を強いられている事情を詳しく聞くことが出来ました。日本政府の難民に対する姿勢は圧倒的に人権を無視した扱いであることは承知していたとはいえ、現実にその当事者を前にして改めて憤りを覚えました。以来、ここ羽生の森教会に逗留してもらいながら羽生の杜のボランティアとして活動に参加していただいてきました。片や難民支援団体や難民支援の専門の弁護士さんなどとも接触して相談に乗っていただくこともしておりました。
「マンちゃん」はこの2年間、実に多くの回りの人に親しまれ愛されてきた男です。僕のフェースブックの活動報告の中でも何度も登場してますが、何といっても子どもたちの大の人気者です。みんなの食堂でもパントリーでも子どもたちは「マンちゃん」と叫んで懐に飛び込んでくるのです。今から1か月くらい前から6月で結婚のためここを離れることになると知らせたのですが、子どもたちは「寂しいよ~」、「元気でね」、「今度はいつ会えるの?」とお別れの挨拶を交わしながら遊んでました。ある子どもは折り紙でハートを折って「結婚おめでとう!」、「大阪に行ったら会ってくれる?」と別れを惜しんでました。
この写真は羽生の杜のボランティアさんたちとお別れの食事会を彼のお仲間が経営しているパキスタン・レストランでしたときのものです。
羽生の杜の関係者に限らず埼北エリアの仲間たちにも人気者でお別れに際していろいろお声がけしてもらってます。
亡くなられた戸恒さんにも随分お世話になりました。お連れ合いの香苗さんと戸恒さんのお姉さまとも僕も一緒にお別れの食事会をしました。
僕は親代わりのような立場で接して来ましたので、息子を旅立たせたような思いがあります。また、身近で随分と活動で助けてもらったこともあり、彼に抜けられた後は結構大変になるなあと重い気分でもあります。
結婚しても日本における彼が負わされている身分は相変わらず厳しいものがあるので何とも複雑ですが、結婚という希望に満ちた出発点に立っていることは間違いありません。困難が伴う歩みになると思いますが結婚を祝福し幸多かれと祈っております。




正確を期すために敢えて「森」と「杜」を使い分けて書いてますが、その説明は省きます。ここはマンちゃんとの出会いが中心の話題になりますので。
彼は関西在住の方と結婚することになり今夜大阪に向かってます。明日からは大阪での新婚生活に入るということになります。
彼は2年前に羽生の杜活動のフェースブックを見て「手伝いたい」と連絡して来ました。では一度お会いしましょうということになり羽生の杜で初対面したのです。
流暢に日本語を話すことに驚きました。そして難民として仮放免を強いられている事情を詳しく聞くことが出来ました。日本政府の難民に対する姿勢は圧倒的に人権を無視した扱いであることは承知していたとはいえ、現実にその当事者を前にして改めて憤りを覚えました。以来、ここ羽生の森教会に逗留してもらいながら羽生の杜のボランティアとして活動に参加していただいてきました。片や難民支援団体や難民支援の専門の弁護士さんなどとも接触して相談に乗っていただくこともしておりました。
「マンちゃん」はこの2年間、実に多くの回りの人に親しまれ愛されてきた男です。僕のフェースブックの活動報告の中でも何度も登場してますが、何といっても子どもたちの大の人気者です。みんなの食堂でもパントリーでも子どもたちは「マンちゃん」と叫んで懐に飛び込んでくるのです。今から1か月くらい前から6月で結婚のためここを離れることになると知らせたのですが、子どもたちは「寂しいよ~」、「元気でね」、「今度はいつ会えるの?」とお別れの挨拶を交わしながら遊んでました。ある子どもは折り紙でハートを折って「結婚おめでとう!」、「大阪に行ったら会ってくれる?」と別れを惜しんでました。
この写真は羽生の杜のボランティアさんたちとお別れの食事会を彼のお仲間が経営しているパキスタン・レストランでしたときのものです。
羽生の杜の関係者に限らず埼北エリアの仲間たちにも人気者でお別れに際していろいろお声がけしてもらってます。
亡くなられた戸恒さんにも随分お世話になりました。お連れ合いの香苗さんと戸恒さんのお姉さまとも僕も一緒にお別れの食事会をしました。
僕は親代わりのような立場で接して来ましたので、息子を旅立たせたような思いがあります。また、身近で随分と活動で助けてもらったこともあり、彼に抜けられた後は結構大変になるなあと重い気分でもあります。
結婚しても日本における彼が負わされている身分は相変わらず厳しいものがあるので何とも複雑ですが、結婚という希望に満ちた出発点に立っていることは間違いありません。困難が伴う歩みになると思いますが結婚を祝福し幸多かれと祈っております。



