里親について考えるイベント「やさしさのリレー」に参加
2025/10/05
「里親を知る一日」」イベントに参加して来ました。
児童養護施設 愛泉寮の施設長潮田暁広さんからのお誘いで5日(日)に里親について考えるイベント「やさしさのリレー」に参加しました。
午前中に会合があったためそれに出席し、昼食を兼ねて関口さんと打ち合わせをして加須のパストラルに急ぎ駆け込みました。開始時間に遅れての参加になり、映画「育ててくれてありがとう」(佐野翔音監督作品)はほとんど終わりに近くなっていて見逃してしまいました。
第2部の特別講演会(テーマ「里親という家族のかたち~こどもにやさしい社会を目指して~」)はしっかり聞くことが出来ました。
一人目は明治学院大学社会学部社会福祉学科准教授の三輪清子さんです。ご両親が里親として複数の子どもたちを受け入れて暮らすなかで育ち、ご自身も現在里親をされているという方です。「里親家庭の実際、いろいろな家族の形について」と題した講演はご自身の経験を踏まえてお話しくださいました。また、里子を生みだす社会の分析についても大変説得力のあるお話でした。フードパントリーを利用されるひとり親家庭の置かれている状況とも重ね合わせながら一つ視野を広げることが出来ました。
二人目は宮津航一さんです。宮津さんはメディアでも何度も取り上げられて話題になった「赤ちゃんポスト」」の通称で知られた「こうのとりのゆりかご」に託された子として育った現在23歳の大学生です。正確な人数は忘れましたがこの「赤ちゃんポスト」に託された子どもたちは開始以来200人弱だそうですが宮津さんのようにカミングアウトした人は現時点では最初で最後だそうです。かなりの決断・勇気が必要だったと想像されます。昨年は40数回にわたって「こうのとりのゆりかごや里親家庭での生活、親子とは、家庭とは」について講演をされたそうです。とても考えさせられる深刻な問題が詰まったお話でした。
里親制度についてしっかり学ばせていただいたのは今回が初めてでした。知ったつもりでいた理解の浅さに気付かされた大変貴重な学びとなりました。
社会にはあまりにもたくさんの課題があり過ぎて悩ましい限りです。生きづらさを抱えている方々の置かれている状況には共通する社会のあり様が関係していると思わざるを得ません。
最終的には、自らの関わっている活動に拘りながらそのような視点を踏まえてどこまで射程を伸ばしていくのかが問われたように思います。
新たな課題を担わされながら家路に着きました。

児童養護施設 愛泉寮の施設長潮田暁広さんからのお誘いで5日(日)に里親について考えるイベント「やさしさのリレー」に参加しました。
午前中に会合があったためそれに出席し、昼食を兼ねて関口さんと打ち合わせをして加須のパストラルに急ぎ駆け込みました。開始時間に遅れての参加になり、映画「育ててくれてありがとう」(佐野翔音監督作品)はほとんど終わりに近くなっていて見逃してしまいました。
第2部の特別講演会(テーマ「里親という家族のかたち~こどもにやさしい社会を目指して~」)はしっかり聞くことが出来ました。
一人目は明治学院大学社会学部社会福祉学科准教授の三輪清子さんです。ご両親が里親として複数の子どもたちを受け入れて暮らすなかで育ち、ご自身も現在里親をされているという方です。「里親家庭の実際、いろいろな家族の形について」と題した講演はご自身の経験を踏まえてお話しくださいました。また、里子を生みだす社会の分析についても大変説得力のあるお話でした。フードパントリーを利用されるひとり親家庭の置かれている状況とも重ね合わせながら一つ視野を広げることが出来ました。
二人目は宮津航一さんです。宮津さんはメディアでも何度も取り上げられて話題になった「赤ちゃんポスト」」の通称で知られた「こうのとりのゆりかご」に託された子として育った現在23歳の大学生です。正確な人数は忘れましたがこの「赤ちゃんポスト」に託された子どもたちは開始以来200人弱だそうですが宮津さんのようにカミングアウトした人は現時点では最初で最後だそうです。かなりの決断・勇気が必要だったと想像されます。昨年は40数回にわたって「こうのとりのゆりかごや里親家庭での生活、親子とは、家庭とは」について講演をされたそうです。とても考えさせられる深刻な問題が詰まったお話でした。
里親制度についてしっかり学ばせていただいたのは今回が初めてでした。知ったつもりでいた理解の浅さに気付かされた大変貴重な学びとなりました。
社会にはあまりにもたくさんの課題があり過ぎて悩ましい限りです。生きづらさを抱えている方々の置かれている状況には共通する社会のあり様が関係していると思わざるを得ません。
最終的には、自らの関わっている活動に拘りながらそのような視点を踏まえてどこまで射程を伸ばしていくのかが問われたように思います。
新たな課題を担わされながら家路に着きました。

羽生の杜






