映画「あいせき列車只見線」を観てきました

2025/11/02

2日はこのチラシに誘われて映画を観てきました。
この舞台になっている只見線を知るきっかけとなったのは旧知の男が羽生の杜に縁があったからなのです。彼は羽生の杜の大掛かりな雑木林伐採の時に南魚沼から泊りがけで手伝いに来てくれていたのです。電動のこぎりや草刈り機などを車に積んで本格的な伐採作業の身支度をして羽生入りをしてくれました。
僕も彼の住んでいる南魚沼に2度ほど遊びに行き、この只見線を知ることになりました。
2度目に彼のところを訪ねた時の帰路は只見線を選んだのです。羽生から南魚沼までの往路は羽生から秩父線に乗車して熊谷に出て上越新幹線乗り換えて浦佐まで行き、また乗り換えて小出に向かいます。
その時は2人(戸恒さん、菊池さん)の友人を誘って魚沼に行っておりましたが帰りはその友人たちと小出駅で別れて僕は只見線に乗ったのです。時刻表を片手に只見線→西会津から野岩鉄道会津鬼怒川線→東武鬼怒川線→東武日光線→東武伊勢崎線と乗り継いで羽生に帰って来ました。約12時間以上かかったように思います。
ゆっくり沿線の風景を楽しみながら一日かけて羽生に戻れれば良いかなという軽いノリでしたが、その時の只見線沿線の風景の美しさ(晩夏)と点在する集落の佇まいに魅せられたのです。それまで只見線の情報をよく知っていたわけでなかった僕としては郷愁を誘うその風景にただただ感動して車窓からの眺めを満喫して帰って来たのです。
元僕の会社スタッフの男(橘君)は都内に事務所を構えながら大半は故郷の南魚沼の自宅で生活しているようですが現在もグラフィックデザイナーとして活躍しながら趣味でカメラもやっているようでこの沿線の風景写真を相当撮ってFBにアップ(週に2回くらい)しております。只見線の乗車以来、僕は彼が撮った四季折々の沿線風景写真を見て只見線にますます魅せられ興味が湧き好きになっていきました。何時でもまた只見線に乗ってあの景色を味わいたいという気持ちが切れたことがないのです。
前置きが長くなってしまいましたが、そのような縁があったので昨日上映されたこの「あいせき列車只見線」は是非見たいと思って出掛けた次第です。
先ず驚いたのはこの映画の舞台になっている金山町は羽生市と友好都市提携を結んでいるとのことで、もう「昭和」の後半の頃からだそうです。上映会の前日から金山町の町議会議員さんが羽生入りして羽生市議との交流をされていたそうです。
そんな訳で上映開始前の舞台挨拶では羽生市長、議長、金山町議会議長さんなど次々と壇上に上がっておりました。このお決まりの儀式(の中身)を僕はあまり好みませんが。
映画監督さんは地元の方だそうです。只見線沿線の美しい風景を交えながらここに暮らす生活や人々とのつながりを竹下景子、高嶋政宏を中心とするキャスティングでドラマ仕立てにした映画です。実はその暮らしぶりには地方の限界集落が抱える重たい課題も存在しているはずなのです。その意味では郷愁に浸ることだけではない課題があると思われますが、そのような問題意識も少しだけドラマの中に見つけ出させるドラマ仕立てになっていたようにも感じました。
只見線に乗った時に記憶した風景と重なり穏やかな気持ちになれた休日のひと時となりました。

 
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