「第30回羽生・がん哲学外来カフェ」【最終回】

2022/11/24

11月24日は「第30回羽生・がん哲学外来カフェ」を開催しました。レギュラーメンバー+1名で8人の参加者でした。
今回は弘前市で訪問看護ステーションを開設して10年余の須郷敏子さんに来ていただきお話を聞くことが出来ました。須郷敏子さんはお連れ合いさんともども50年以上の親交を結んできた友人です。以前から一度「がん哲」で話してもらいたいと思いながらなかなかチャンスが作ることが出来ず、最後になる今回無理を言って来羽していただきました。朝早く弘前を出て開催時間直前に滑り込み、終わってすぐに電車に乗り込んで帰るという強行スケジュールでした。
須郷さんはベテラン看護士として50年近く大病院の勤務をされておりましたが少し早めのリタイアをして訪問看護事業を立ち上げました。その経緯やこれからの展望などを話していただき、その後活発な質疑のやり取りがありました。高齢化社会を迎え訪問看護の必要性はますます高まる傾向にあり、質の良いサービスが求められる時代に入ってきております。その分、課題や問題点もたくさんあるという話をいろいろ聞くことが出来ました。
何時ものようにコーヒーブレイクを挟んで板垣さんの絵本読みでした。今回の絵本はジョーダン・スコット文・シドニー・スミス絵『ぼくは川のように話す』(2011.7偕成社刊)です。
「絵本の少年は、『ぼくは川のように話す】と言ったのです。『川がぼくのように話す』ではありません。川がそうであるように、あるがままの自分という流れを流れてゆこうと、言葉無しに深く気付いたんです。『ぼく』がどうあるかという自我への思い煩いから、ふと解放されたんです」と板垣さんの凝縮された感想の一片です。何時も深い絵本読みを聞かせていただいてきました。
今回は東京からのお三方と板垣さんが羽生駅近くのルートイングランディアホテルに宿泊し、私も加わって夕食をご一緒して懇親の時間をいただきました。
というのも、今回を最後にこの「がん哲学外来カフェ」は終了することになります。理由は別の機会に述べさせていただきます。
日野興夫先生が提唱され全国に拡大していった「がん哲」のコンセプトは医療では届かないさまざまの課題を話し合う場として考えられたものです。羽生の杜においても30を数える回を重ねてきましたが、特別な時間を共有できる貴重な会でした。医療に携わる多様なゲストもお招きできて豊かなカフェを経験することが出来ました。
大変残念、かつ申し訳ないことなのですが今回で終わりとさせていただきます。
ご協力いただいたゲストのみなさま、毎月楽しみにして地元からそして遠方からもご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

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