加須市北小浜団地のみんなで食堂         

2023/11/22

22日は埼北エリア連絡会が加須市北小浜団地のみんなで食堂(林実さん主宰)において開催されました。
この連絡会は久喜市、幸手市、杉戸町、加須市、羽生市、行田市に所属するこども食堂とフードパントリー活動団体が集う緩やかな繋がりの会で隔月に開催され、毎回20~30人くらいが参加されます。今日は20人の出席でした。会場も持ち回りで各団体の活動拠点で行われます。
先ずは開催会場の団体の代表から活動の近況を伺うことから始めます。北小浜団地の「みんなで食堂」は活動5年目に入り最近は団地の高齢者の利用が増えてきており、子どもたちの参加が減少しているなどのご報告を受けました。
次にこの連絡会の所属団体を定期的にご支援くださっているイオンアグリ創造㈱(トマト)さま、㈱CTIフロンティア様(野菜)、㈱市流(キャベツ)さまの各担当者から事務連絡がなされます。
そして今日のテーマに入りますが、第一に「ミュージカルかぞ」とのワークショップについて参加状況を確認しました。先日行われたミュージカルかぞの「クリスマス・キャロル」公演を観劇された方々の感想などを交えて、改めて多くの参加をお勧めしたい旨の話し合いがなされました。
次に2団体からの近況報告です。
ひとつは、3年目に入る光明寺のおてら食堂の片山さんからです。コロナ禍で始まったこともありお弁当配布をしてきたが、地域で子どもを支えていくことを主眼に始めた趣旨を考えるとこのままでよいのかという疑問もあり、思い切って最初の志に帰って5月から会食に切り替えた。結果、極端に子どもたちが少なくなり高齢者中心になってしまった。地域のお年寄りが子どもたちを見守るという初心を貫きたいと数にこだわらずにやってきて、最近は少しづつ子どもたちが集まりつつあるとの報告でした。
もう1団体は7月から始めた「はらぺこ」食堂の三浦さんからの報告です。石巻市に在住していた2011年の震災時に子育てで何も地域で役に立てなかったとの経験から、何か困っている方々のお役に立ちたいという想いがあり、現在お住まいの杉戸で手探り状態から立ち上げた「はらぺこ」の怒涛の3か月間についての報告でした。お隣の幸手で活動されている先輩食堂の方々との協力なども得てどんどん道が開かれてくる活動の実態を心躍る気持ちで聞くことが出来ました。
こうした各団体の活動報告から普遍的な課題も見えてくるというものです。
「コロナ禍」後の食堂の在り方もその一つです。そして新規立ち上げの食堂への支援体制も大事な課題になります。
これらの報告後に何人かの方々から、さらに課題を掘り下げる問題提起もありました。
ともすると「こども食堂」=「困窮対策」ととらえられがちですが、課題は多様にある。
それぞれの団体が大事にしているコンセプトによって展開の仕方も違ってきて当たり前。それらを共有できた連絡会となりました。

 
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