「なくそう!『子どもの貧困』川越シンポジウム」参加

2019/09/15

9月15日は川越市やまぶき会館で開催された「なくそう!『子どもの貧困』川越シンポジウム」に参加してきました。聞くところによると川越は年間700万人の観光客が来るそうですが今日は連休でもあり賑わってました。

このシンポジウムに出かけた理由は講師の浅井春夫(立教大学名誉教授)さんの講演が聞きたかったことに加えて川越市が「子ども生活に関する実態」を調査しその報告書を開示し報告されるというプログラムにひかれてのことでした。最後のパネルディスカッションのパネリストは浅井春夫(講師)さんと子どもの生活実態を調査をした行政担当者と地元で子どもの貧困に取り組んでいる当事者のお三方で、コーディネーターは平野方紹(立教大学教授・福祉行財政専門)さんという厚みのあるメンバーで構成されディスカッションの内容もよくかみ合い充実してました。たくさん学ぶことがありましたが一点だけ印象に残ったことを記しておきたいと思います。羽生での「子ども食堂」を開始した時もそうですが、その後にも何人かの方々から「子ども食堂」を必要とするような方々がここ羽生にいるのでしょうか?という疑問を投げかけられたことがあります。子どもの7人に一人は貧困ということも「本当ですか?」と同じように聞かれました。じつは「貧困」は見えないという原因は多様にありますが、まずは行政も公にはできないということがあります。当然です。それと当事者は「知られたくない」、「言いたくない」、「貧困は恥ずべきものだ」という思いがあり、その結果「孤立」に悩まされます。そこから分断が生まれ差別も生み出されてくる。新自由主義は「まっとうな自立した人間」の対極に「半人前の厄介な存在」という分断を創り出します。こうした問題提起はこれからの羽生の杜の活動の中で絶えず問われていく課題であると促されました。撮影の制限があったのでいい写真ではないですが受付に並んでいたパネル「実行委員会のあゆみ」と参加者全員に配布された80ページ余の冊子です。これには講演内容、子どもの生活に関する実態調査の記録など貴重な資料が収まってます。演奏写真は幕間の演奏風景です。そしてパネルディスカッションの様子です。約3時間余の貴重な学びの一日になりました。


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